インプット アウトプット

一生の職業を持つことは仕事の精度を極めることであり、その仕事に

関するあらゆることを覚えて自分のものにしなければなりません。

すなわち、インプットをする能力が非常に大切であり、いくら気持ちが

勝っていても、その人が持つ能力で習熟度が変わってきてしまいます。

経営者において日々勉強であり、事業承継で世代交代をして企業の

トップになったとしても、勉強をすることから逃げることは許されない

のです。言い換えれば現役を引退するまで、インプットの連続です。




インプットはとても重要ですが、アウトプットする力はトップにおいてさらに

重要だといえます。

「伝える」力に説得性がなければならないのです。

それも、相手のレベルに合わせて言葉を変えて伝えなければなりません。

後継者の教育において、インプットすることに注力が行き、アウトプットする

ことの教育ができていないことが多いのです。




企業のトップになれば、自分自身の方向性が会社の方向性であり、

この方向性をタイムリーにいかに全関係者に理解させるかということは

トップにしか出来ない仕事なのです。

自分自身のアウトプット能力が大きく企業の業績を左右する以上、

事業承継はどちらも大切ですが、アウトプットのことを意識したほうが

うまくいくのです。





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やめる勇気

何事においても、「やめる」ということは「はじめる」ことよりも10倍くらい

難しいものです。

特にパチンコやカジノなのどのギャンブルにおいて勝った後にやめたくても

やめれない、また負けていてもやめられないという状態に陥れば歯車の狂った

状態であると言えます。




事業においても、撤退という「やめる」という選択は本当にエネルギーが

必要です。

撤退とするとなるとこれまでに関わった人に少なからず影響がありますし、

金銭的にも損失を出す結果となる為に本当に勇気が必要なのです。

「やめる」ことがきっちり出来る経営者は事業において成功する確率は

間違いなく高くなっていくはずです。




事業承継において、先代がやめないことが企業繁栄の弊害になって

しまうことがしばしば問題になることがあります。

「やめない」理由は様々でしょうが、後継者の実力不足というものが

主な原因になっていることも多々あるのです。

同時に「やめる」ことでこれまでの自分自身の地位が無くなってしまう

ことを嫌がるケースも多々あります。





私が30歳で社長に就任した時に一番びっくりしたことは、これまでに

まったく考えなった後継者のことでした。

社長に就任したいうことで次に繋げる責任が発生したこと、

そして、それがプレッシャーになるということでした。





やめたくてもやめられないことから逃れる為に、事業承継というものが

あるはずであり、その為に計画的な作戦を練ることが大切です。

「やめる勇気」も先代に持ってもらうことも事業承継成功の重要な

ポイントなのです。









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人前で話す。

経営者になるということは、いやでも人前で話すことを要求されます。

得意な人は良いですが、苦手な人にとって人前で話すということは

苦痛以外の何物でもありません。

私自身も人前で話をすることはとても苦手でした。

しかしながら、必要に迫られて人前で話すことに段々と慣れてきたのです。

人前で話すことを上達させるには話し方教室などに通って鍛えることも

もちろん有効ですが、なんと言っても「場数を踏む」ことが一番です。

後継者に人前で話すことを教えるのは自分の会社では正直難しいもの

だと思います。「場数を踏む」ことはある程度できても、社員の前で

下手な話し方をすることは後継者にとってマイナスの要素しかないから

です。

人前で話す能力を高めるにはとにかく社外に出ること。

できれば、経営者が所属する各種団体に入会をすることをお勧めします。




「伝える」という手段は紙に書いたり、SNSを使用したりすることである程度

達成をすることが可能なのですが、経営者の「情熱」とか「人となり」を

伝えるには「話す」ことが最適です。

ですから、「人前で話す」ことは後継者として絶対に身に着けなければ

ならない能力です。




とにかく、「場数を踏む」ことの重要性だけは間違いがないので、

事業承継の意識した瞬間から、後継者に出来るだけ話す機会を

作ってあげることは重要なポイントなのです。





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一年、一年の勝負

私の会社は9月末が決算期であり、毎年この時期は決算の対応で

忙しい日々を送ることなります。

社長にとって、毎年の評価が露骨に表れるのは財務諸表と言われる

貸借対照表と損益計算書です。

損益計算書は一年一年の会社の評価であるし、言い換えれば社長の

経営者としての通知表であるのです。

これに対して、貸借対照表はこれまでの会社の歴史であり、

先代、先々代という歴代の社長の評価と自分の代の評価が一枚の表

になっている会社の信用であり、会社力であるのです。

損益計算書が単年度の赤字でも、積み上げてきた会社の資産等が

貸借対照表あれば、簡単に信用が揺らぐものではありません。

逆を言えば一年で多額の利益を計上できたとしても、資産や社歴が

なければ、簡単に信用は勝ち取れないのです。




事業承継において、貸借対照表は会社の歴史であり、歴代経営者の

努力の賜物であることを継承しているケースはほとんどありません。

財務諸表を理解して、財務の分析をする能力は経営者として絶対に

持ち合わせていなければならない能力であるのですが、それ以上に

財務諸表の本質を継承しなければならないのです。




歴史を作っていくことの一歩は一年、一年の努力の集積です。

一年一年が勝負であり、だからこそ、期首・期末は経営者にとって

特別な節目なのです。









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