敬語

そもそも、言葉というものは道具です。

コミュニケーションツールです。

小さいネジに大きなドライバーを用いてもネジ締めができないように

状況に合わせた言葉(道具)を用いることがとても大切なのに、道具で

あるという意識がないからこそ、ひどい使い方をして物事が成就できない

ばかりか信用さえも失ってしまう結果になってしまうことがおきるのです。




経営者になる人は敬語の使うことは必須のスキルです。

お客様に、お取引先に、社員に。

とにかく、人の上に立てば立つほど、敬語のスキルはますます重要に

なってくるのです。

敬語というと「尊敬している人にしか使えない」という小学生らしい言い訳

が時として聞こえてくるのですが、ビジネス上の敬語は基本的に「守り」です。

自分の身を守る防御としての「敬語」は盾そのものです。

つまり、敬語を用いないでビジネスを行うということは、剣だけを持ち、盾を

持たないで戦うことと同じであり、余程の剣術の達人しか勝つことは難しいの

です。

道具である以上、その道具の効果が最大限活用できるように使用することが

とても大切なのです。




事業承継において、敬語はさらに重要です。

継承をしたとたんに、先代との比較という矢があらゆる方向から飛んでくる

のです。その矢を避けるにはどうしても敬語の能力は必要です。

敬語が正しく使えないばかりに後継者としての評価が下がってしまうケース

はたくさん見てきました。

後継者として英語を含めた語学に秀でていることが大変大切なことですが、

それ以上に大切なものは「敬語の使い方」であるはずです。

事業承継の準備として、敬語のスキルアップは絶対にしなければなりません。


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改革と保守

時代の流れ早いもので、この間までブレイクしていた芸人が一年以内に

メディアから消えている現状では、何年もかけて開発した新商品も

瞬く間に消費者に飽きられてしまう危険性があり、それを事業として

運営することの経営上の難しさを多くの経営者が悩みとして抱えています。

企業を運営していくにはその時代、時代の変革や改革が必要であり、

それが無ければ絶対に衰退の道をたどっていくものです。

そうはいっても、これまでに頑張って築きあげてきたものが多ければ

多いほど、変化することに抵抗を覚えるものであり、誰しもどうしても

保守的な考え方になってしまいます。




事業承継を行うことは言い換えれば「改革」です。

それも大企業以上に中小企業の場合は大改革になるのです。

どうせ改革を行うならば、時代に合わせた改革のできる事業後継者の

存在がとても重要なのです。

後継者が先代よりも保守的な考え方を思っている場合は時代の変革に

対応できないことがあります。

ここで大切なのは後継者が怖くて一歩踏み出す勇気ない姿を

「保守的」と間違った見方をしてなりません。

そのような場合は後継者の背中を押し出す役目の人が必ず必要です。

反面、後継者がトップになって瞬間にやりたいことをやりたいように

やろうということの度が過ぎている場合はブレーキをかける役は必ず

必要です。必要なのはわかっているのですが、その匙加減とタイミング、

そして誰が間に入るのかということがとても難しいのです。




「改革と保守」

事業承継の成功にはバランスが重要です。





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