ハンコ

事業承継において、後継者が自分自身が代表になったと実感する

瞬間というのは、自分自身のフルネームが入ったハンコを押すことです。

法人が何かしらの行為をする時に必ずと言ってよいほど、代表者の名前が

必要になってきます。

言ってみれば、自分の名前であって自分の名前で無くなる瞬間でもあるのです。

日本という法治国家は「記名押印」というものが統治の仕組みであり、

「ハンコ主義」であり、時として自署よりも他人が書き加えた記名と押印の

ほうが効力があるという実態や実感とは現実はかけ離れていることを知ることに

なるのです。




「経営者のと報酬は判子代」という方もいらしゃるほど、経営者になるとハンコを

押す回数が飛躍的に多くなります。

私自身は毎日、社員から上がってくる、日報や報告書、稟議書などに押印する

ことが毎朝の日課になってしまっていますが、多い日で300回は押印という

行為をしていると思います。

何気に押印している書類一つ一つが個々にとっては重要な案件であり、

ハンコを押した以上、責任からは逃れられないのです。

「決裁=決断」であり、ハンコを押すことが決断という仕事をしているのです。




時として社運を賭けた契約書に押印したり、多額の借り入れをする時に書類に

押印する時には手が震えることがあります。

それだけ、責任という重圧と戦っている証です。

しかしながら、容易な決断、難しい決断というレベルの差はあると思いますが、

決断は決断あり、責任からはトップは逃げることができません。

ハンコを押すことの重要性をしっかりと後継者に理解させることは

事業承継の成功のカギなのです。





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2018年03月26日
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