親子

中小企業の多くの場合は事業承継と言えば、親から子への世襲となります。

世襲であることの批判をされる方もいらっしゃいますが、元来、世襲が出来る

ことは素晴らしいことなのですが、批判をされる理由に大きく二つの理由がある

と思われます。

一つは受け継ぐ側の人間が優秀でないとき。

そして、もう一つは世襲できることの羨望からくるやっかみ。

なぜやっかみかと言うと世襲という事業承継を望んでも出来ないケースが

多いからなのです。



同じDNAを受け継ぐ親子が次の代を継承することは、先代からの教えや

企業のアイデンティティーは他人に継承することと比べれば大切にされやすい

ものではないでしょうか。

しかしながら、親子であるからと言ってすべてが同じでは決してありませんし、

親子だからこそ、かえって反発をするものなのです。

反発をする一番の原因は親子であるということの「甘え」です。

これは「親」でも「子」でもそれぞれが「甘え」を持っているものです。

そして、同じ遺伝子を持っている親子でも育った環境、育った時代が全く

違うのですから、そもそも同じ価値観になることは絶対にありえないのです。

同じ価値観ではないのに同じ価値観だと思い込んで価値観の押しつけが

多くの事業承継のトラブルの一番の要因です。

大切なのは親子でも価値観は違うということの認識と違う価値観をお互いが

譲歩して、方向性を合わせていくことが事業承継なのです。

親子の間にある「甘え」が他人よりも方向性を合わせることを時として困難に

していきます。

この甘えを受け渡す側も受け継ぐ側も捨てなければ、実は親子ほどバトンの

受け渡しは難しいものです。








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2018年10月04日
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